当社の家具はオイルフィニッシュと言われる植物オイルを使用した塗装方法になります。
木の表面に塗膜を作らず、オイルが染み込んで固まり木材を保護します。
よって、木の呼吸(収縮)を妨げず、無垢材本来の手触り・質感を感じて頂く事が出来ます。
オイルフィニッシュの家具は水や汚れに弱いという欠点がありますがメンテナンスが容易な為気にせず使っていただいて大丈夫です。
〇家具のお手入れ及びご使用時の注意点
・から拭きか固く絞った布巾で拭いて下さい。
・常時、濡れた布巾で拭きますと塗膜が薄くなって艶がなくなって来ます。
・水分は出来るだけ早く拭き取って下さい。
・濡れた鉄製品を直接家具の上に置かないで下さい 植物オイルと鉄が反応して黒いシミが発生します。
・熱いものを直接置きますと変色する場合が在りますので鍋敷きなど使用下さい。
・直射日光やスポットライトが直接当たる場所に設置しますと反りや割れが発生する場合があります。
又、冷暖房が直接家具に当たりますと同じ現象が起こる場合があります。
・家具の上にディスプレイして長時間、物を置いていますと日焼けで色むらが発生します。
特に経年変化の激しいパイン材、チェリー材、クリ材などは特に目立ちます。
〇メンテナンス時期について
・1年位が目安ですが艶がなくなって来たと感じたらお手入れをお勧めしますがそれが過ぎたからと言って家具の質が劣化する事はありません。
テーブルの裏面やキャビネットの中などはやらなくても大丈夫です。
・オイルはメンテナンスオイルやワックス、蜜蝋ワックスで大丈夫です。
〇メンテナンスの仕方
【艶がなくなったと感じた場合】
①布(綿生地がお勧め)にオイルを少量つけます。オイルをテーブルの上に垂らしてそれを布で伸ばしていただいても構いません。
※ オイルはよく振ってからお使いください。
②木目に沿ってオイルをまんべんなく塗り込んでいきます。
③塗ったオイルは拭き取ってしまうので、塗りムラなどには構わず素早く塗って下さい。
※ 塗っている時に冷暖房の風が当たるとオイルがすぐに固まるので気を付けて下さい。
④塗り残しがないかを確認し、10分程放置後、染み込まなかった余分なオイルを綺麗な布でしっかりと拭き取って下さい。
⑤拭き取った後もオイルが染み出てくる場合がありますのでその場合は再度拭き取りを行って下さい。拭き残しがないようにしっかりと拭き取ってください。
※ 拭き残しがあると後でベタつく原因になります。
⑥拭き取ったらそのまま乾かします。少なくとも一晩は使わずにそのまま置いておいて下さい。
【キズ、凹み、汚れ(シミ)が付いた場合】
①汚れ・キズがある部分とその周辺をサンドペーパー(#240位)で研磨します。この時、木目に沿ってかけるようにして下さい。
※ 木目に直交してペーパーをかけると傷になってしまうので注意してください。
② 気になるシミやキズが目立たなくなるようにペーパーで磨いたら、布で木屑やほこりを取り除きます。
※ しっかりと拭き取っておかないとオイルを塗った後に残ってしまい仕上がりに差がでます。
③メンテナンス用オイルを布に染み込ませて、家具に薄く塗りこみます。塗り残し部分がないように丁寧に塗ります。
※ 大量に塗っても染み込んでいく量はさほど変わりませんので、ベタベタに塗る必要はありません。
④塗り残しがないかを確認し、10分程放置後、染み込まなかった余分なオイルを綺麗な布でしっかりと拭き取って下さい。
⑤拭き取った後もオイルが染み出てくる場合がありますのでその場合は再度拭き取りを行って下さい。拭き残しがないようにしっかりと拭き取ってください。
※ 拭き残しがあると後でベタつく原因になります。
⑥オイルを塗った後は、半日ほどテーブルの上にモノなどを置かずに乾かしてください。
注)サンディングした部分は他の部分(経年変化している)と違い色の違いが発生する場合があります。カラーオイル塗装の場合は特に色の違いが起こります。
【要注意】
オイルをふき取った布は必ず水で洗ってから廃棄して下さい。
そのまま放置しますと自然発火し、火災の原因になりますのでご注意下さい。